海外邦人安全協会は、日本企業・個人の海外活動に際し、テロ・紛争等の緊急事態への対応、危機管理情報の提供を専門に行っています。
海外安全を主題としたコラムを掲載します。どうぞご期待下さい。
渡航への備え ──アメリカ旅行──
「御家族を海外のミリタリー・サービスに送っておられる皆様・日頃御苦労様です。当社は、出征兵士の家族であるあなたの為に特別室を用意させて頂いております……」
空港ロビーのアナウンスである。「黄色いハンカチーフ」「戦時中」そんな言葉もよぎる。ここは、太平洋の表玄関サンフランシスコ。現実のアメリカを感じる。イラクの「戦場」へのヒトやモノの輸送は今後も続くだろう。だから、アメリカの航空会社はそれをバック・アップする家族達を大切にするのだろう。
テロリストのアメリカ本土侵入を防ぐ空港での旅券検査(査証・有効期限の詳細は、JOSAホームページ・渡航お役立ち情報参照)は勿論のことボディチェックも頭の先から靴の裏まで徹底している。脱帽・カツラタッチ・靴底・足の裏がチェックポイント。疑いのある対象に絞っているようだが、検査には相当の時間とスペースが必要のようだ。宗教的理由なのか拒否を示す者もいるようだ。当局は折りたたみ椅子を用意し心を落ち着かせるためなのか時間をとっている。
徹底検査を待つ人のグループは増えている。その中には瞑想する者、祈っている者、新聞を広げている者、聖なる小型本のようなものを手につぶやいている者などがいる。アメリカではフライト乗換えが時刻表どおりに行かないことがビジネスマンの日常になっている由。(2004.10.10 K.H)
